九州で生まれ、日本全国で楽しまれる柚子胡椒は、鍋やうどんといった汁物など、冬に欠かせない調味料です。そんな柚子胡椒はシンプルな材料で構成されている調味料なので、ご自分で作ることもできます。

手作りの柚子胡椒は辛味の調整もできますし、香りの良さも格別。市販とは比べものにならないくらいの香り高さが魅力です。そんな柚子胡椒の作り方と、柚子胡椒を使ったレシピをご紹介します。

簡単万能調味料!手作り柚子胡椒

  • 柚子の皮はワタがつかないように剥き、100g用意して刻んでおきます。
  • 柚子1個分の果汁を絞り、種を取り除きます。
  • ビニール手袋をはめ、赤唐辛子100gをあらみじんにします。
  • フードプロセッサーに唐辛子・塩40gを入れて撹拌し、柚子の皮・果汁を加えて滑らかになるまで撹拌します。
  • 煮沸消毒した保存瓶に移し、1週間ほど冷蔵庫でなじませたらできあがり。

たくさんの唐辛子を使っているため、作業は必ず最後までビニール手袋をして行ってください。特にフードプロセッサーで撹拌後は辛味も香りも強烈。うっかり顔を近づけると大変ですので、目に入らないよう気を付けてくださいね。

こういった手作りの柚子胡椒は保存料が入っていないので、冷蔵庫で1ヶ月ほどで食べきってください。塩分を強くすると保存性が増しますが、あまり塩辛くなると却って使いにくくなってしまうので、使いきれない分は冷凍保存しましょう。

作り方のコツは柚子の皮の食感を少しだけ残すこと。柚子の皮の粒が残っていたほうが、完全にペースト状にするより食べたときに柚子の香りが広がります。

また分量の柚子を青柚子に、唐辛子を青唐辛子で作れば、フレッシュな香りとシャープな辛味が楽しめる「青柚子胡椒」になります。7~9月頃、生の青唐辛子と青柚子が出回りますので、ぜひ作って味を比べてみてくださいね。

調味料・柚子胡椒活用術【柚子胡椒オイル】

香り高い柚子胡椒はまさに万能調味料。香りが良いうちに焼き肉・焼き鳥・焼き魚・餃子・刺身など、いろいろな料理に添えて楽しみたいところです。そしてその香り高さはオイルソースにすることで、より使いやすくなります。

基本の柚子胡椒オイルは、オリーブオイル大さじ1に柚子胡椒小さじ2を加えて混ぜ合わせればできあがり。

好みでおろしにんにくを加えれば、フォカッチャに添えるソースに。茹で卵や蒸し野菜のソースにも使えます。焼きそばやパスタに和えれば柚子胡椒ペペロンチーノ。基本の柚子胡椒オイルに酢大さじ1・醤油小さじ1・砂糖少々を混ぜれば、柚子胡椒ドレッシングになり、サラダや蒸し鶏におすすめです。

調味料・柚子胡椒活用術【和え物2種】

柚子胡椒のカプレーゼ風和え

  • ボウルに柚子胡椒・醤油各小さじ1/2・オリーブオイル小さじ2・砂糖少々を入れ、よく混ぜます。
  • モッツァレラチーズ100gは一口大に切り、ミニトマト10個は半分に切り、ボウルに入れます。
  • フレッシュバジルの葉5枚をちぎって入れ、まんべんなく和えたらできあがり。

カツオとアボカドの柚子胡椒和え

  • にんにく1片は薄切りにし、熱したごま油で揚げ、にんにくチップにします。
  • ボウルに柚子胡椒小さじ1/2・ポン酢大さじ1・にんにくを熱したごま油少々を入れてよく混ぜます。
  • ボウルに辛味を抜いたスライスオニオン1/4個・食べやすく切ったカツオ100g・角切りにしたアボカドを入れて和え、器に盛りつけます。
  • 糸唐辛子・万能ねぎ・にんにくチップをトッピングし、できあがり。

世界に誇る万能調味料・柚子胡椒

柚子胡椒を料理の隠し味に加えるだけで、爽やかな香味とピリッとした刺激がアクセントになります。その香り高い柚子の風味と唐辛子の旨味ある辛味は、今や世界でも愛好家がいるほど。有名シェフの間でも使われる、世界に誇る日本の調味料となりました。鍋物・汁物だけでなく、もっと自由に柚子胡椒を楽しみましょう。