チャイとは、マサラチャイとも呼ばれるインドのスパイスミルクティーです。もともとは紅茶の茶葉を作るときに出る、細かい葉のかけらをおいしく飲めるように工夫されたものと聞きます。そんなチャイはスパイスに含まれる薬効や、紅茶にはない香りが楽しめる優れモノ。しかもスパイスさえそろえれば、誰でも簡単に作ることが出来ます。また、決められたレシピがない自由さもチャイの魅力。インドでは家庭やお店によって少しずつスパイスの使い方が違い、様々なチャイが楽しめます。ではまず、マサラチャイに良く使われる紅茶とスパイスをご紹介します。

紅茶

おいしいチャイを淹れるために、まず紅茶を選びましょう。チャイの紅茶は、もともと高値では売れない細かい茶葉を使用したものです。スパイスを煮出すチャイの紅茶は、ある程度濃いめで紅茶の渋味を活かしたものでなければ、スパイスの香りに負けてしまいます。そのため細かい茶葉の方が短時間で濃い紅茶を煮出すことができ、チャイに最適な紅茶が淹れられます。あまりグレードの高い茶葉は必要なく、細かい茶葉。種類は問いませんが、選ぶならアッサムが向いています。

シナモン

チャイに甘くエキゾチックな香りを与えます。シナモンには2つの種類があり、セイロンシナモンで煮出すと上品に香り、カシアシナモンで煮出すと甘くワイルドな香りを楽しめます。使い方としては、スパイスを煮出すときに折って煮出すことで、血行促進・ダイエットに効果を発揮します。

カルダモン

カルダモンを甘くミルキーなチャイに使うことで、鮮烈な爽やかさの中に高貴な花のような芳香を与えてくれます。カルダモンは薄緑色の莢に包まれていますので、煮出すときには一部を割り、開いて煮出すことで香りの出が良くなります。消化促進・疲労回復に効果的です。

クローブ

刺激的な香りの中にバニラのような甘い芳香をもち、チャイに加えることでほのかな苦みが加わるので、味のコントラストが生まれます。消化促進・殺菌・抗菌作用をもつスパイスです。

ナツメグ

チャイに必須ではないかもしれませんが、ナツメグを加えることで甘いチャイにピリッとした刺激やほろ苦さが加わり、味が引き締まります。ナツメグには甘い芳香もあるのでなじみが良いのもナツメグを使う利点。胃腸を整え、発汗作用・血行促進に効果的です。

ジンジャー

生薬として効果を発揮する生姜はチャイにも有効です。チャイに必須なスパイスではないかもしれませんが、インドでは昔からの伝統医学の中で生姜は欠かせないものです。チャイのスパイスを煮出すときにスライスした生姜を加えることで、甘い味にもマッチする爽やかな香りとショウガオールに変化した成分が、血行促進・脂肪燃焼に効果を発揮します。

スパイスの使い方がポイント!チャイの淹れ方

これらのスパイスを全て鍋に入れ、水から加熱して煮出します。1分ほど煮出したら紅茶の茶葉を加え、さらに2・3分煮出します。充分茶葉を煮出したら牛乳・砂糖を加え、弱火で沸騰直前まで煮出したら出来上がりです。

スパイスさえそろえば難しいテクニックもなく、簡単においしいマサラチャイが楽しめます。またスパイスの量もそれほど厳密に計らなくてもおいしくできるのが、チャイの魅力です。スパイスの種類・量も好みに合わせ、紅茶の分量にあわせた水・牛乳で作れば、誰でもおいしいチャイに満足できると思います。ぜひ好みのポイントを見つけてみてくださいね。