その高い抗酸化力・抗菌・抗ウイルス効果から健康茶やうがい薬として、古代ローマ時代から人々の生活に溶け込んでいた「セージ」。強い特徴的な香りを持つセージは、魔除けや場の浄化などの儀式に利用される他、様々な薬効を秘めたハーブです。たくさんの種類があるセージですが、ハーブティーや料理に利用されるのは、コモン・セージという種類です。

そんなセージの効能を解説しながら、上手に生活に取り入れる使い方をご紹介します。

肉料理に欠かせないハーブ・セージ

香りも強く、ショウノウに似た鮮烈な香りと渋味で、肉類全般の臭みけしに強力な効果があります。特にマトン・ラムなどのクセの強い肉や、レバーなどの臭みのある部位の肉の調理に効果を発揮します。

セージのもつ鮮烈な香りやさっぱりとした風味と交わることで、特有の油の香りを抑え、清涼感のある高貴な香りへと変化させることが出来ます。そのため肉料理の加工にはセージが用いられ、ソーセージの風味付け・臭みけしには欠かせません。

またセージ・生姜を餃子の種に加えると、普段の餃子とは違った清涼感のある仕上がりに。他にも防腐作用を利用し、塩豚を作る際、塩と一緒にすり込むことで油臭くならず、さっぱりとコクのある仕上がりになります。

スープに多角的な香りをつけるセージの使い方

爽やかな香りは乳製品との相性も良く、クリームスープ・シチュー・クリーム系・チーズ系のパスタソースに利用すると、こってりしたスープに爽やかさがプラスされます。

また、他のハーブと組み合わせたスープに少量加えれば、単調になりがちなスープに多角的な香りのアプローチを与えてくれます。

使い方のポイントは使いすぎないこと。セージは香りが強いハーブなので、他のハーブやスパイスと同じような量で使ってしまうと、味のバランスが崩れてしまう可能性があります。

フレッシュなものよりドライセージの方が香りが強い傾向も、頭に入れておきましょう。

セージのハーブティーでリラックス

セージはハーブティーとしても利用されます。抗菌・強壮作用があるので、古くは薬草としても利用されていました。他にもセージには制汗作用・更年期障害の症状緩和にも効果を発揮するので、更年期のホットフラッシュにも有効です。

セージをハーブティーとして楽しむには、シングルですと始めはクセの強さになじみにくいかもしれません。そんな時はペパーミント・レモンバーベナやレモングラス・カモミールなどと、ブレンドしたハーブティーから取り入れると飲みやすいのでおすすめです。

気分をリフレッシュさせスッキリとした気分になれるので、生理前のイライラにも効果的です。

健康と幸せのスパイス・セージで笑顔の毎日を

セージは他にも生活のなかで様々なシーンで活かされていて、香りが強いのでドライフラワーや観賞用にも向いています。

また、セージはミントと並んで丈夫で育てやすいハーブなので、家庭菜園初心者にもおすすめです。

一年中収穫できるのも魅力。ヨーロッパでは、フレッシュなセージでハーブティーを日課にすると免疫力向上に効果的と言われていて、「庭にセージを育てている家は病気にならない。」という言い伝えがあるんだそうです。

セージを料理に、日々の癒しに、ぜひ取り入れてみてくださいね。