タイ・ベトナム・インドネシアなどの料理によく利用され、ハーブティーにも用いられるレモングラスは、抗菌・抗炎症作用があるほか、解熱や利尿作用があり、身体の熱を上手にとってくれます。また爽やかな香りは抗うつ・鎮静作用があり、レモンに似た香りで私たちに元気を与えてくれるハーブです。

そんなレモングラスはフレッシュとドライでは香りが段違い。栄養面でもフレッシュレモングラスのほうが、ビタミン類が豊富に含まれています。しかしスーパーなどでよく見かけるレモングラスはドライが多く、フレッシュなレモングラスを手に入れるのは通販に頼らざるを得ないのが現状です。

そんなレモングラスを家庭で育てて、フレッシュな香りを日々の生活に役立ててみませんか?ここでは初心者でもわかりやすいレモングラスの育て方のコツをご紹介します。

レモングラスの植え付けや準備

レモングラスはイネ科の多年草で、苗を購入し植え付けるのが一般的です。4月頃から出回り始めますので、葉の発色がよく、しっかりと根が張った株を選びましょう。

植え付けに適しているのは5月頃。プランターでも地植えでもどちらでも育てられますが、レモングラスは寒さに弱いので、地植えの場合、できるだけ冬場も暖かく日当たりが良い場所で、霜が降りない場所を選びましょう。また大きく成長した株は1mもの大きさになりますので、プランターに植え付ける場合充分に間隔をあけ、大きめのプランターを選びましょう。

レモングラスは酸性の土壌を嫌い、水はけのよい土を好みます。プランターの場合、市販のハーブ用の土をおすすめしますが、地植えの場合は植え付け後有機石灰などで調整しましょう。

植え付け後にはたっぷり水やりをし、しっかり根付くまで表面の土が乾いたらお水をあげるようにします。地植えの場合は植え付け後にお水をあげたら、乾燥で表面の土がひび割れてきたら揚げる程度で充分です。

夏場は手間いらず!レモングラスの育て方のポイント

レモングラスは夏に強く病害虫も発生しにくいので、風通しの良い場所なら夏場ほとんど手入れも要らず、肥料も必要としません。

しかし問題は冬越しです。レモングラスは気温が5℃を下回ると冬を越せませんので、プランターなら夜は暖かい室内に置くなど、寒さへの対策が必要です。地植えの場合はなかなか難しいですが、冬場は長く伸びた葉を短く刈り込み、藁などをのせて冬越しに備えましょう。

何といっても、地植えのレモングラスを上手に冬越しさせるコツは、寒くなる前に大きく丈夫な株に育てておくことです。あまり肥料も必要としませんが、夏場に葉の色が悪くなってきたり元気がなくなったりしてきたら、ハーブ用の肥料を少量追肥しましょう。

またレモングラスは乾燥した環境を好みますので、水のやりすぎにも注意が必要です。地植えの場合は特に水やりの必要はありませんので、あまりにも乾燥してきた時だけ水をあげましょう。

抜群の香りの良さ!フレッシュレモングラスを楽しもう!

ドライハーブとフレッシュハーブでは香りが全く違いますが、それが顕著に感じられるハーブの最たるものとしてレモングラスがあげられると思います。その香りはレモンよりレモンの香りがするとも言われ、ドライレモングラスに感じるえぐみ・苦みがほとんどありません。

そんなレモングラスは解熱・利尿作用がありますので、ペパーミントと一緒に緑茶を入れて冷やせば、夏の暑い時期を爽やかに潤してくれます。

また辛い物との相性が良いので、にんにく・唐辛子・ナンプラーと共に肉や魚と炒めれば、簡単ベトナム・タイ風の炒め物に。

具材と一緒にスープにすれば、素晴らしい香りと共に臭みも一緒にとってくれます。

そして冬越しの準備などでたくさん収穫したときは、入浴剤としてお風呂に入れれば、抗菌作用で肌を健やかに保ってくれます。それでも使いきれないときは、ドライフラワーの要領で風通しの良い場所に陰干しして、乾燥材を入れて保存すると、無駄なく長く楽しむことができます。

レモングラスを育てて、毎日のリフレッシュと健康にお役立てください。