ナツメグ

原産地は、インドネシアのモルッカ群島に含まれるバンダ諸島。

ナッツ(豆)の意味とムスク(刺激的な甘い香り)を表す語が結びついたもの。

古くから世界で広く珍重されてきたことから、

コショウ、クローブ、シナモン

とともに、

世界4大スパイス

と呼ばれることがあります。

肉の臭みを打ち消す効果が高い

ので、ハンバーグのほか、ロールキャベツやミートソース、ミートローフなどのひき肉料理に欠かせません。また、クリームシチューやチーズフォンデュなど乳製品を使った料理に加えると、乳独特の臭みをを和らげ深みの味がでる。独特の甘い芳香があり、クッキーやケーキなどの焼き菓子にも用いられる。インドでは消化を促し便通をよくし、美肌効果に最適と考えられています。
仮種皮と呼ばれる部分は「メース」という。
メースを除いた種子を2-3か月の間天日で乾燥させると、中の仁が分離して中で動きますので、種を割り仁を取り出す。仁は長径2.5センチほどの卵型で、灰褐色ですべすべしていて縦に溝がある。この仁を出荷前に石灰もしくは石灰液に3か月丸ごと浸してから乾燥させたものを香辛料のナツメグとします。

クローブ(クローヴ)

原産地は、インドネシアのモルッカ群島。

甘く濃厚な香り

としびれるような刺激的な風味が味わえるスパイスです。

香辛料として肉料理との相性はすごく良い、また他の香辛料とブレンドしてカレーなどに使用することが多い。また、カルダモン、桂皮、ショウガなどと合わせてチャイ(インドの庶民的な紅茶)の香り付けに使われる。

香りが強いので、お使いの際には、十分に注意が必要です。

7月から9月と1月から2月つぼみを付け、年2回収穫活動を行う。花弁は本木の高い場所になるため、かつては高い作業やぐらをたて手摘みされていた。これが商品の価格の高さにも反映してくるのだという。現在では枝や葉からもクローブオイルが抽出できるため、昔とは違って作業者が直接クローブの木にのぼり枝ごと切り落とし作業する。

古くから、中国、インド、ヨーロッパなどで薬として重要な役割を果たしていたクローブですが、ペストが大流行していた17世紀のヨーロッパでは、伝染病の原因が悪臭にあると考えられており、空気の浄化に香り高いクローブが使われたとか。婦人はスカートの裾にクローブを入れるポケットをつけたり、患者を診る医者は、今の消防服のようなものを頭からかぶり、目の部分はガラス張り、口には長い管をつけ、その先端にクローブを詰めて空気をろ過するという珍案が発明されていたといわれています。当時、伝染病は細菌の繁殖で広がることが知られていなかったため、香り高いクローブの価値は思いがけず急にあがったそうです。