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サルサ(salsa)とは

サルサ(salsa)はスペイン語でソースを意味し、メキシコ、中南米などの料理で多く使われ、水分の多い液状調味料を指します。
サルサ・ロハ(赤いサルサ)、サルサ・ベルデ(緑のサルサ)、サルサ・クルダ(生のサルサ:別名サルサ・メヒカーナ)、ワカモレ(アボガドのサルサ)、モーレ・ポブラーノ(チョコレート味のサルサ)など、それ以外にも本場でのサルサは数え切れない程に様々な種類があります。メキシコ家庭の食卓・屋台・レストランや日本で一般的かつ一番ポピュラーなのは、生野菜のトマトをベースにタマネギ・青唐辛子・コリアンダー(パクチー・香菜・中国パセリ)などのザク切りを混ぜ合わせて作る、酸味と辛味を効かせたさっぱり系のサルサ・クルダ(サルサ・メヒカーナ)です。

サルサの歴史・由来・語源など

サルサ・メヒカーナの”メヒカーナ”とはスペイン語で”メキシコ”のことなので、メキシコソースという意味になります。トマトの赤、タマネギの白、青唐辛子・コリアンダーの緑の配色からメキシコの国旗にちなんで名付けられました。サルサ音楽(サルサミュージック)の語源にも影響しています。カリブのキューバやプエルトリコ発祥の民族音楽・ダンス音楽にジャズ、ソウル、ロックなどの要素が融合され発展したラテン音楽の一つです。もともとサルサ(=ソース)は色々な材料を混ぜ込んで作られるものなので、様々な音楽的要素や文化の混ざり合いを特徴として命名されました。

細かく切って混ぜるだけ!簡単・万能サルサソース

基本的には生野菜のトマト・たまねぎ(赤でも白でもOK)・青唐辛子(なければハラペーショ・タバスコ代用OK)・コリアンダー(パクチー・シラントロ・香菜・中国パセリ)・ピーマン・にんにく・塩こしょう・砂糖(お好みで)・酢(お好みで)オレガノ(お好みで)・オリーブ油(サラダ油)・ライム果汁(レモンOK)などを細かく切って混ぜ30分~1時間寝かせるだけ。出来れば2時間、一晩寝かせると更に味が馴染んで、より一層美味しくなります。コリアンダーが苦手な方は代わりにきゅうり、セロリなんかを入れても良いですね。青唐辛子がない場合は輸入食品店などに売っている青唐辛子のピクルス(青唐辛子の酢漬け)が使いやすいです。フレッシュトマトが無ければカットのトマト缶でも作れます。野菜を切るのが面倒な方はフードプロセッサーで細かくしちゃいましょう。余ったら保存瓶に入れて冷蔵庫で、夏は4日間、夏以外は約1週間目安で保存可能です。使い方は、定番のタコス、タコライス、ホットドック、ピザ、チップス類のディップ以外にも、沢山あります。肉や魚介類のソテーやグリル、フライ、サラダ、カレー、冷製スパゲッティ、生春巻きのディップ、エビチリ、春雨サラダ、スクランブルエッグetc・・・とても万能に使えるドレッシングのようなソースです。

まとめ

なんと言っても火を使わずに混ぜるだけで完成しちゃうところが魅力ですね。リコピンたっぷりのフレッシュトマトをたっぷり使っていて、他にも沢山のフレッシュ野菜が入ってるので、このソースをつけ加えるだけでビタミンや酵素の補給が出来て、野菜不足の解消になりますね。ピリ辛なさっぱりした味だから食欲が落ちやすい夏にはピッタリです。サルサソースといえば、タコスとかホットドックのイメージしかありませんでしたが、ほんとに沢山の使い道がある事を再発見しました。市販品も売ってますが保存料や化学調味料などの添加物も気になるので、是非ご家庭でフレッシュ野菜のサルサソースを色々なアレンジで作ってみて下さい。