ヒソップとは

ヒソップの原産は、地中海の東から中央アジアの暖かい地方に植生するシソ科ヤナギハッカ属の多年草植物です。高さは20~60㎝程に成長し、初夏~秋にかけて枝の先端にピンクや青、白色の花を穂状につけて咲きます。甘みのあるハッカのような爽やかな香りが特徴で、花言葉は「浄化、清潔」です。現在は、アメリカやロシア、ヨーロッパ各地に生息しています。

ヒソップの歴史

ヒソップは古代より儀式や医療などに使われており、属名Hyssopusは、古代ヘブライ語の「聖なる薬草」を意味すると言われています。紀元前にはすでに地中海沿岸地域全域で用いられていたと言われ、ヘブライ語の賛美歌の中で「聖なるもの」として歌われています。聖書にも登場している聖なるハーブがヒソップです。中世では、芳香剤の代わりに上流階級で用いる習慣があったと言われています。

ヒソップの効果・効能

ヒソップには消化を助け、腸内に溜まったガスの排出を助けてくれる効果があるだけでなく、食欲不振にも役立ち、気管支や喉の炎症を抑える抗炎症作用・抗菌作用があるので、風邪による鼻づまりや花粉症、咳の症状を抑えてくれる効果があります。また、リウマチによる筋肉や関節の痛みやこわばりを和らげる効能もあります。

ヒソップの使い方

ヒソップは、ミントに近い爽やかな香りと苦みが特徴的なハーブで、脂肪の多い鴨料理や魚料理、煮込み料理、パイなどの香り付けや香辛料として主に利用されます。脂肪を分解する働きがあるので、油っぽい肉料理にも合い、食材との相性の幅が広く、野菜、チーズ、豆類どの食材とも合います。生の花や葉は、サラダとして食べることができます。また、料理だけでなく、ハーブティーとしても楽しむことができ、リキュール類の香り付けにも使われます。葉は乾燥させたものよりも生の葉の方が香りが強いです。

まとめ

ヨーロッパでは古くから薬草として使われているイソップは、かわいらしい花や爽やかな香りで観賞用としても人気のハーブです。スパイスの売り場に置いてなくても、ハーブティの売り場に置いてある場合もあるので、ぜひチェックしてみてください。肉の臭みを取るので、ナツメグやセージの代用として使えます。ハンバーグやミートロースなどに入れても良いですし、爽やかな香りが特徴的なのでピクルスとも相性が良さそうです。風邪や花粉症にも効果あるので、ハーブティーを常飲したくなりますが、妊娠中の方や高血圧の方は使用を避け、多量に飲用することは避けましょう。