ピーナツ油 (落花生油)とは

ピーナッツ油とは、ピーナッツ(落花生)の実から圧縮して摂れる油のことで、圧縮方法には低温圧縮法(コールドプレス)と高温圧縮法があります。ピーナッツ油は、褐色~黄色の色をしており、ピーナッツの香ばしい香りが特徴の植物油です。

ピーナッツ油の歴史

現在、世界中の熱帯や亜熱帯地域で栽培されているピーナッツは、コロンブスが西インド諸島で発見し、その後1500年以降に栽培されるようになりました。ピーナッツ油の抽出は1814年以降から始まったと言われ、その歴史は浅いです。

ピーナッツ油の効果・効能

ピーナッツ油の特徴は、高温に強く酸化しくい油です。一般的に植物油は高温に弱く、限界温度に達すると有害物質が発生します。ピーナッツ油の限界温度は220℃と高く、揚げ物の適温180℃と比べても安心して使うことができます。オレイン酸が含まれているので、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できます。主な栄養素として、血液をサラサラにし老化の原因となる活性酸素を取り除く働きをするビタミンEや止血や骨を健康に保つビタミンKを豊富に含んでいます。また鎮痛効果があるので、関節炎やリウマチの痛みにも効果があります。他の植物油に比べ、アトピー性皮膚炎や花粉症などの原因となるリノール酸の含有量が少ないという特徴もあります。

ピーナッツ油の使い方

中華料理でよく使われているピーナッツ油は比較的安価なので、オリーブオイルの代用として使うことができます。また、不飽和脂肪酸の中でも酸に強いオレイン酸を豊富に含み、高温にも強いピーナッツ油は天ぷらやフライなど揚げ物に最適な油と言えます。料理だけでなく、乾燥対策としてマッサージオイルやヘアオイルに使うことができ、関節痛や腰痛などの緩和ケア用のマッサージオイルとしても使われています。加工があまりされていない低温圧縮法や一番搾りの油を使うことをおススメします。

ピーナッツ油の注意点

ピーナッツアレルギーの方は使用を控えてください。また、ピーナッツオイルを配合したスキンケア商品やピーナッツオイルを用いたオイルマッサージなどは乳幼児に使用するとピーナッツアレルギーの発症が約8倍も増加すると報告されています。乳幼児の使用には充分注意が必要です。

料理の香りと風味を引き立てる

アメリカや中国ではポピュラーな油ですが、日本では一度も購入したことがない方も少なくないと思います。少々割高になりますが、自然のままオイルを抽出する低温圧縮法の非遺伝子組み換えのピーナッツオイルは、ビタミンやミネラルが豊富に含んでおり、料理だけでなく、肌荒れやパサついた髪にも安心して使うことができます。ぜひお試しください。

ピーナッツペーストとは

ピーナッツペーストとは、乾燥させてからゆっくりと炒ったピーナッツの殻と赤い薄皮(渋皮)取り除き、荒く砕いてから臼などですり潰して練られた調味料のことを言います。ピーナツツペーストは、香ばしい香りと濃厚な味でピーナッツ本来の風味を味わうことができます。砂糖が入っていない無糖タイプ、砂糖が添加されている有糖タイプ、粒有り、粒無しの4種類に分けることができます。ピーナッツペーストは無糖の粒無しタイプが一般的で添加物は入っていませんが、ピーナッツバターは砂糖や油脂類などの添加物が入っているのが一般的です。そのため無糖タイプのピーナッツペーストはピーナッツオイルと固形分が分離しています。

ピーナッツペーストの効果・効能

ピーナッツの半分は脂肪分なので太るイメージがありますが、動物性脂肪ではないので太りにくく、中性脂肪や悪玉コレステロールを下げるオレイン酸やリノール酸を豊富に含んでいます。また、ピーナッツに含まれるビタミンEやビタミンB3、レシチンには強い抗酸化作用があるのでアンチエイジングや美肌にも効果があり、冷え性や血行不良の改善にも期待できます。ピーナッツペーストはピーナッツのみを使用しているので、効率的にピーナッツの栄養素を消化吸収することができます。

ピーナッツペーストの作り方

ピーナッツバターに比べ、ピーナッツペーストはなかなか手に入れにくい調味料です。落花生があれば自宅でも手軽に作ることができます。殻と薄皮を取り除き180℃のオーブンで15分程度、薄いきつね色になるまで焼き、粗熱が取れたらフードプロセッサーに入れて滑らかなクリーム状になるまで攪拌して完成です。冷蔵庫で3週間位は日持ちします。殻無しのピーナッツを使うときは無塩のものを選ぶようにしましょう。

ピーナッツペーストの使い方

ピーナッツペーストは、サラダのドレッシングやソース、カレーなどの煮込み料理に入れてもコクがでて風味が増します。鶏肉の下味に使えば、インドネシアの屋台料理のサテ(鶏の串焼き)をご自宅で味わうことができます。無糖タイプのピーナッツペーストは料理にもデザートにも使うことができます。はちみつを加えてパンに塗ったり、バナナを入れて春巻きにしても美味しいです。和え物やバンバンジーのソースなど胡麻の代用として手軽に使うことができます。

生活習慣病に効果的

ピーナッツペーストは、ガンや生活習慣病予防にも効果があり、低GI値食品のため糖尿病のリスクを減らし、太りにくい食品です。しかし脂肪分が多いので高カロリーな調味料になります。栄養価は非常に高いですが、過剰な摂取は控えるようにしましょう。