辛いものが好きな人が”激辛スパイス”にはまってしまう理由はなんでしょうか?

激辛スパイスは単に辛いだけでなく、その辛さから”旨味”を引き出してくれます。この辛さ成分には、身体にどのような効果をもたらすのでしょうか?まず目に見えて身体に与える影響は、”発汗作用”や”身体を熱くさせる=体温を上げる”効果だと思います。この効能により、日本では夏に食べると、元気を出し、辛さの後に汗が引くことで、清涼感を引き、スタミナをつけるスパイスとして有名です。冬に食べると、体温を上げてくれ、内側から血の巡りを良くして体内環境を整えてくれるという嬉しい効果が期待できます。

激辛にはまる人の理由はなんといっても、激辛スパイスに秘められた”旨味成分”に秘密があるといえます。では、激辛スパイスに秘められたこの旨味の成分について調べてみたいと思います。

旨味の秘密はカプサイシン

カプサイシンを最も多く含んでいる代表的なスパイスは、”唐辛子”です。このカプサイシン、唐辛子を象徴する”辛さ”を引き出す成分なのですが、このカプサイシンを食べることによって人は辛さを感じ、旨味を感じると言われる方は多いです。しかし、厳密にいうと、旨味を直接カプサイシンが引き出しているわけではないということをご存知ですか?悪く言えば、それは旨味というよりも、錯覚を引き起こしているから旨味を感じているのです。味覚の種類を見ると、実は”辛味””渋み”はありません。辛みの源であるカプサイシンは、舌の痛覚を刺激して”辛味”として働くのです。人には、本能として痛みを危険信号とみなし、避ける機能が備わっています。しかしカプサイシンを食べることで、脳から”エンドルフィン”という鎮痛作用が出ます。この鎮痛作用が脳に錯覚を与えるのです。その錯覚というのは、痛みを幸福感に変換させる働きがあるのです。

まとめると、カプサイシンには、辛さという痛覚を幸福感に変換させる働き=中毒性のあるスパイスだということです。これにより人々は、辛みを求め、「辛さが旨味を引き出す」とコメントしてしまうのだと思います。

カプサイシンにはさまざまな健康効果がある

中毒性を持つカプサイシンですが、だからといって悪いものではなく、健康効果に大きな力をもたらすスパイスでもあります。

・肥満の改善、予防があり、ダイエットにはとても効果的なスパイスです。
・発汗作用があり、血液の流れを良くしてくれます。
・高血圧を予防してくれます。
・コレステロール値を下げ、正確習慣病の予防にもなります。
・女性が悩みがちな冷性を改善してくれる効果があり、抗酸化作用でアンチエイジングにも効果的です。
・疲労回復、食欲増進作用があります。

中毒性にはまれば逆効果になることも

激辛の魅力にはまり、日常的には辛いスパイスを取り続ければ、健康を害することもあります。特に、カプサイシンの多さを代表する唐辛子は、手軽に量を増やすことができるスパイスなので、知らない間に適量以上に摂取しやすい分、激辛好きの人には気を付けなければいけない点でもあります。

・吐き気や頭痛、嘔吐を引き起こしてしまうことがあります。

・適量を守れば、下痢を改善してくれる作用が、過剰摂取により、逆に下痢や腹痛の原因になってしまうこともあります。そして、血圧も高くなると言われています。

・過剰摂取の領域も上の方になれば、命を落とす危険性も秘めています。

通常食べる量を守れば、カプサイシンを摂取しても身体に影響をもたらすことはありません。カプサイシンには上記で言ったようにさまざまな健康化もあります。適度に摂取することを守り、楽しく日々の生活に取り入れていきましょう。